IE9ピン留め

見込みの半数以下しか希望せず

いよいよ東中野小学校はあと1ヶ月を切りました。
東中野小の子どもたちは、原則的には、昭和小(新白桜小)に。そして指定校変更で塔ノ山小に行くことになっています。もちろん、当初の予定では、大方昭和に行き、塔ノ山には2割前後〜多くて3割と見込んでいたのだと思います。ところが、ふたを開けてみると、昭和小には半数に満たない数しか希望せず、残り4割は塔ノ山、その他は区外へ転出や越境を希望しています。

昭和小には、東中野から100名以上の児童が通うことを前提に、予算が組まれているにもかかわらず、見込みを遥かに下回ったこの結果について誰が責任を取るのでしょうか。結果的に、いたずらにこの地域の子どもたちをばらばらに引き離したに過ぎません。

少子化で子どもは国の宝だと言い、わざわざ少子化対策大臣まで置いているにもかかわらず、結局は経済第一主義でちぐはぐな、骨太どころか骨折したようなおかしな対応策しか出してこない政府には幻滅です。そんな議員を選んだ私たちが悪いと言えば悪いのですが。

統廃合の正否について一体誰がどのように評価するのか。そして失敗と分かった場合はどのような責任を取るのか。それも全く示されないままです。こういう質問をすると、議員も役人も判で押したように「そうならないように万全の策を取ります」と言います。「万全」とは具体的にどういうことか、と聞いても、「取りうる最善の策」としか言わず、では最善とは何かと聞いても「やる前から何も分からないので、地元民の皆様のご協力を得ながら、実施に向けて最大限の努力をする」となります。地元民と言っても、町会や老人会の世話役で区の職員気分の人達にしか発信せず、それで「住民代表への説明」が完了してしまうわけです。

教育の評価には時間がかかるものではありますが、やるまえから失敗と多くの人が声を上げているにもかかわらず、それに耳を貸さなかった行政の責任は重大だと感じます。絶対に失敗だとは言わないでしょうが、だからこそ、統廃合を決定するシステム。評価する項目を決める必要があります。しかし今の中野区にはそんなことをしようというやる気も能力もありません。

運動をすれば、「共産党だ」「クレーマー集団だ」とレッテルを貼って回り、自らの正当化をはかる地元与党議員たち。今の中野区は何を言ってもどうにもなりません。こんな人達にこの静かな「山の上の小学校」はつぶされ、東中野地域の子どもたちはあちこちに散らばってしまうのです。

結局ふたを開けてみたら、もともと狙った100以上の児童数を大きく割った(ほぼ半数)人数しか移動しないということ自体、見通しが甘かったのは明白です。民間ならば、こんなことになれば大変な責任問題です。これについて、本来は教育長、教育委員長は責任を取るべきところですが、このお二人は責任等全く感じていないはずです。そこが中野区の最も大きな問題の一つでしょう。


  # by higashinakanosyo | 2009-03-03 01:30 | その他

住民と中野区との対話は可能なのか

中野区の小中校の統廃合に関して、東中野小学校に引き続き第三中学校まで計画に入っています。これについて、現在、署名活動や地域住民に呼びかけた「つどい」などの実施、計画が進められています。

このような動きが地域エゴかどうか、誰がどのように判断するのでしょうか。
中野区は、「十分審議」し「住民にも説明会を何度も行った」と言っていますが、もし「十分」審議した結果、住民が納得したということであれば、このような動きはそう起きるものではないと思います。

妥当性や透明性を謳いながら、何一つ具体的な指標を示さず(示せず)、<適切な対策><十分な検討><住民との対話>など、耳辺りのいい言葉を並べ立てるばかりの中野区に対していったいどのようにしたら<まともな対話>が実現するのか。中野は一体いつからこんな区になってしまったのでしょうか。

  # by higashinakanosyo | 2008-11-23 02:04 | 疑問・疑惑

朝日新聞「小中校進む統廃合」

11月14日朝日新聞の2面に「小中校進む統廃合」という記事が出ていました。

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  かつてない規模で、公立の小中学校の統廃合が進んでいる。少子化や過疎化で小規模校が急増し、市町村合併に財政の悪化が拍車をかける。「学校は地域社会の財産だ」という住民との間で、どう調和を図るのか。政府も半世紀ぶりに「学校の適正配置」を再考し始めた。
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との書き出しで始まったこの特集記事は、青森や愛媛などで、いずれも小中学校のほぼ半減を自治体が決めたものの、住民への説明会でうまく理解が得られなかった、などという地方の事例紹介に続き、「統廃合は大都市圏も例外ではない」と、わが中野区の統廃合にも触れています。

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  東京都中野区は05年度から15年計画で小学校を29から21、中学校を14から9にしたい考えだ。審議会を設けて検討を重ね、住民と意見交換して最終案を詰めた。同区が判断した適正 規模の学級数は小学校18、中学校15。最低でも小学校は12、 中学校は9を維持するという。住民とどう合意形成できるかが実現へのカギになっている。
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朝日の記者がどのように取材し、この記事を書いたのかわかりませんが、「審議会を設けて検討を重ね、住民と意見交換して最終案を詰めた」という下りには大いに異論があります。

そもそも、当初の審議会である「適正規模配置審議会」では、平成9年から2年かけて「統廃合は不要である」という答申を出したにもかかわらず、その結果を全く無視した形で、教育委員会が独断的に「中野区適正規模」を発表してしまったのです。審議会では、適正規模は小・中ともに6学級としていたのに対し、区の教育委員会は18学級、という、いまの少子化時代に非現実的な内容を強硬に決めてしまったのです。

18学級を1クラス40人という今の基準で実現させるためには、小学校の場合、単純計算すると1学年120人。全校で720人となります。これだけの人数をかき集めるとなると、かなり学区を広げないと難しいでしょう。学区域が広がるということは、小学生で何キロも、場合によっては大きな幹線道路を横断してまで通学しなければならなくなるということです。
こんな単純計算もできないぐらいだからこそ、給与の未払いがすでに起きていた駅前の新設保育園を認可してしまったという失態も起こすべくして起こしたと言えます。
偶然にも同日の朝日新聞、33面に「保育園閉鎖、不安と批判」という記事の中で、東中野の保育園の保育補助の女性の「給料2ヶ月分が未払い。職も突然失った。他園でも給料の遅配があることを、区も都も調べればわかったはず」との談話を紹介しています。

ともかく、「審議会で検討を重ねた」結果を無視し、ほとんどまともな「住民との意見交換」もせず、ひどい計画を一方的に押し付けてきた中野区との「合意形成」はできそうにありません。

15日の土曜日は、東中野小学校最後の学芸会でした。子どもたちは懸命に練習の成果を発表し、最後に6年生の代表の子どもの「東中野小学校最後の学芸会となりました」と言う挨拶を聞き涙を拭いていた人たちもいました。

その帰り道。古くから支えてきた地域の人たちの「本当に、こんないい学校を無くすなんてねえ。」「みんなばらばらになっちゃうんでしょ」「だいじょうぶなのかねえ」という声があちこちで聞こえました。

朝日の記事は、国立教育政策研究所の葉養正明氏のこんな談話で締めくくられています。
  「どんなに小さな学校も特徴と歴史があり、地域の財産になってきた」「数合わせの繰り返しで、単に学校が消えるだけでは住民は悲しい」


  # by higashinakanosyo | 2008-11-17 01:42 | その他

机上の空論:中野区保育園、学童の民営化計画

東中野駅前、日本閣跡にできた高層マンションの3階に先日(9月)オープンしたばかりの認証保育園と学童クラブが、母体の経営破綻のため突然閉鎖されました。

どの自治体も、行革の波に乗ろうと民間のこともよく知らないままとりあえず「民営化」。そして、そのしわよせを子どもたちに押し付ける結果になってしまいました。

開園後、たった2ヶ月。経営母体である会社は、無理に新たに開園したことが経営悪化を招いたと言います。銀行の融資が通らなかったという事情を知るにつけ、単純に民間会社のせい、あるいは民間だから破綻したとばかりはいえないように思えます。もしかしたら、このハッピースマイルという会社もずさんな都や区の行政の被害者かもしれません。行政の無理な誘致を受け、いざ開園すると大した保証も支援もないままに、結果的に自己責任で破綻に追い込まれた可能性もあります。銀行の融資が受けられなかったということですが、今話題の都の銀行は何をしていたのでしょうか。それこそ、都の認可した事業の運転資金を融資しないというのは整合性が低いと言えます。

行政というのは、民間を活用するのでなく、利用します。無用になったら切り捨てます。先日の米粉の問題にしても、農水省はトップの意向が全てです。それを民間に押し付け、問題を起こしたら責任は民間会社になすりつけて終わりです。世間が気づいて騒げば、仕方なく内部調査をしますが、批判の嵐が通り過ぎるまで首をすくめて待つだけです。今回の保育所の問題にも、同じような構造がほのみえます。

だから民営化が駄目なのだ、というつもりはありません。公立でもひどい保育園はたくさんありますし、民間でよくがんばっている施設もあります。民営化をするならそれなりのリスクを見越して、どのような保全措置をとろうとしているのか、というビジョンが必要だということです。民営化を推進するのに十分な根拠があるなら、それを保障し軌道に乗るまで見守る義務と責任があるということです。

日本がこのまま財政難が続けば、民営化の流れを止められない。それなら、そこに責任を持つ体制が必要です。もともと人数が少なくなる子ども関連のことならなおさら、いきなり丸投げにするのでなく、丁寧に引き渡さなければ乱暴でしょう。民営化に当たってはまだ経験が浅いことを認め、人の意見を良く聞き、真摯に対応してほしいものです。

そうでなければ、目先の財政難が改善されたとしても、後には何も残らない。一度壊れたつながりや暗黙知、風土は、お金やマニュアルでは復活できません。中野区は、改革の美名の元に、いかにもずさんな計画と乏しい予算で、これまで地域が育んできた大切な多くのものを壊しつつあります。

サラリーマン役人たちの机上の空論に付き合わされるのは、もうごめんです。

  # by higashinakanosyo | 2008-11-02 00:10 | 最新ニュース

東中野小学校は2度殺された

17日から始まった地区まつり。
今日は午後から東中野小学校の校庭で、「みんなのひろば」には東中野地域の人々がたくさん集まり、小学校最後の年の祭りを楽しんで(?)いました。

夜は体育館で、「東中野音楽祭~まちの手づくりコンサート~」なる催し物が行われたのですが、そこで東中野共栄会という商店会の安藤会長が、挨拶の中で「東中野小学校は2度殺されたと思っています」と発言。これまで小学校の保護者や地域の活動にあまり出てこなかった商店会関係者からの発言だったこともあり、大きな注目を集めました。

この小学校は昭和7年に東中野尋常小学校創立後、20年戦災で消失。翌年、一度廃校になってしまった、という過去があります。東中野の子どもたちは、遠い昭和小学校まで通っていたのですが、戦後、多くの人たちが子どもたちのために東中野に小学校が必要だ、ということで、当時小滝台地区の人たちと区役所の職員が九鬼男爵家に日参し、子どもたちのためにと何度も何度も頼み込んで、小学校に使うならと、泣く泣く安価で土地を譲っていただいたという経緯があります。それを、子どもが少ないからという理由で(実は近年横ばいで、他区の小学校に比べ決して遜色ない100名をゆうに超えた数だったにもかかわらず)、あっさり廃校に決めてしまったことに対する地域の行政への失望は、廃校の事実が目前に迫り、さまざまな不都合が明らかになるに従って、薄れるどころか、日増しに募っています。

住民にとって、この小学校がどれだけ大事なものだったのか、そのあとマイクを持った以前区内小学校の校長を務められた原田十徳先生が「「やはり、この小学校はこの地域には絶対に必要だったんですがね・。私達の小学校というエゴではなくこの地域の特殊性からみて必要だったからこそ、私たちも区になんとか考えを改めてもらえないかと働きかけましたが、届きませんでした。(区長たちを睨んで)3中は、何としても残さなくちゃいけません。小学校の二の舞にならないためにも地域 の皆さん力を合わせていきましょう。」と話し、拍手が沸き起こりました。その後、今年で26年の歴史を閉じるコーラス部が、子どもたちや会場とともに尋常小学校と今の小学校の校歌を大合唱したのですが、来賓席で聞いていた田中区長はどう感じていたのでしょうか。耳を塞いでいたのでしょうか。こうした声もそのうち下火になるだろうから、あと少しの辛抱だと思っているのでしょうか。

小学校の統廃合は、低年齢の児童が対象となるだけに通学距離と経路が最も重要な判断項目になります。その状況は年々重要度を増しており、通学距離が非合理なほど遠く危険な経路であるという統廃合計画は、行政の判断ミス、設計ミスを指摘されて当然です。東中野小学校の場合、地下高速の走る環状六号線と常に渋滞している早稲田通りという二本の幹線道路に囲まれ、新宿区との区境にある細長いしっぽのような地域を学区としているという特殊事情があります。この統廃合計画で新たに指定された学校との通学は距離の長さ、危険度の高さ両面から見て、非合理である、ということは多くの人が指摘しているところです。もともと、幹線道路の関係で狭い区域内の小規模校であることは、地域の人ならみな知っていることでした。そして小規模の良さを生かして、質の高い学校であると評判をとり、遠方から越境してくる子がいるほどの学校になれたのです。

それを、「適正規模」という、実は教育的には学術的にも実証的にも根拠の全くない、経営効率だけから見た「適正」で、判断されてしまったというのは本当に残念です。
「地域の声を聞く」ことを旨としているはずの田中大輔区長は、前述の九鬼男爵家の方がこの件で面会に行っても、会おうとしませんでした。

2006年6月に行われた第2回中野区議会定例会区長施政方針説明で、この区長は
「私は、区長に就任して以来、定期的に区民対話集会を開くなど区民との直接対話や区政への区民参加に努めてきましたが、今後も区からの情報発信と区民の声の受け止めにいっそう工夫をし、区政への関心を高めていきたいと考えています。」
と述べています。要するに、取り巻き連ばかりの少人数のお手盛り対話集会には顔を出すけれど、こちらから訴えに行くと「会わない」流儀だとお見受けしました。

ご自分の方針を貫き、約束通りきちんと区民の声を聞くことを丁寧にしていれば、こんなところで言われなくても済むのでしょうに。約束等なかったことにするのがお得意の区長さんですから、これぐらい、何かの遠吠え程度にしか受け止めないのかも知れませんが。

次の統廃合計画にかかっている他地域の方々、だいじょうぶですか。交換条件など当てにして、全て反古にされている地域がここにあるのです。教育委員会や文教委員会の傍聴、議事録などで監視していかないと、本当に地域をめちゃくちゃにされてしまいますよ。


校庭に集まった大勢の子どもたちやその家族。中には、統廃合がなければ東中野に入れたという人たちも家族で参加して楽しんでいる姿が見られました。









学童クラブの保護者主催の駄菓子屋。毎年子どもたちに大人気でしたが。。

  # by higashinakanosyo | 2008-10-19 14:03 | 最新ニュース

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