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机上の空論:中野区保育園、学童の民営化計画

東中野駅前、日本閣跡にできた高層マンションの3階に先日(9月)オープンしたばかりの認証保育園と学童クラブが、母体の経営破綻のため突然閉鎖されました。

どの自治体も、行革の波に乗ろうと民間のこともよく知らないままとりあえず「民営化」。そして、そのしわよせを子どもたちに押し付ける結果になってしまいました。

開園後、たった2ヶ月。経営母体である会社は、無理に新たに開園したことが経営悪化を招いたと言います。銀行の融資が通らなかったという事情を知るにつけ、単純に民間会社のせい、あるいは民間だから破綻したとばかりはいえないように思えます。もしかしたら、このハッピースマイルという会社もずさんな都や区の行政の被害者かもしれません。行政の無理な誘致を受け、いざ開園すると大した保証も支援もないままに、結果的に自己責任で破綻に追い込まれた可能性もあります。銀行の融資が受けられなかったということですが、今話題の都の銀行は何をしていたのでしょうか。それこそ、都の認可した事業の運転資金を融資しないというのは整合性が低いと言えます。

行政というのは、民間を活用するのでなく、利用します。無用になったら切り捨てます。先日の米粉の問題にしても、農水省はトップの意向が全てです。それを民間に押し付け、問題を起こしたら責任は民間会社になすりつけて終わりです。世間が気づいて騒げば、仕方なく内部調査をしますが、批判の嵐が通り過ぎるまで首をすくめて待つだけです。今回の保育所の問題にも、同じような構造がほのみえます。

だから民営化が駄目なのだ、というつもりはありません。公立でもひどい保育園はたくさんありますし、民間でよくがんばっている施設もあります。民営化をするならそれなりのリスクを見越して、どのような保全措置をとろうとしているのか、というビジョンが必要だということです。民営化を推進するのに十分な根拠があるなら、それを保障し軌道に乗るまで見守る義務と責任があるということです。

日本がこのまま財政難が続けば、民営化の流れを止められない。それなら、そこに責任を持つ体制が必要です。もともと人数が少なくなる子ども関連のことならなおさら、いきなり丸投げにするのでなく、丁寧に引き渡さなければ乱暴でしょう。民営化に当たってはまだ経験が浅いことを認め、人の意見を良く聞き、真摯に対応してほしいものです。

そうでなければ、目先の財政難が改善されたとしても、後には何も残らない。一度壊れたつながりや暗黙知、風土は、お金やマニュアルでは復活できません。中野区は、改革の美名の元に、いかにもずさんな計画と乏しい予算で、これまで地域が育んできた大切な多くのものを壊しつつあります。

サラリーマン役人たちの机上の空論に付き合わされるのは、もうごめんです。
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  by higashinakanosyo | 2008-11-02 00:10 | 最新ニュース

東中野小学校は2度殺された

17日から始まった地区まつり。
今日は午後から東中野小学校の校庭で、「みんなのひろば」には東中野地域の人々がたくさん集まり、小学校最後の年の祭りを楽しんで(?)いました。

夜は体育館で、「東中野音楽祭~まちの手づくりコンサート~」なる催し物が行われたのですが、そこで東中野共栄会という商店会の安藤会長が、挨拶の中で「東中野小学校は2度殺されたと思っています」と発言。これまで小学校の保護者や地域の活動にあまり出てこなかった商店会関係者からの発言だったこともあり、大きな注目を集めました。

この小学校は昭和7年に東中野尋常小学校創立後、20年戦災で消失。翌年、一度廃校になってしまった、という過去があります。東中野の子どもたちは、遠い昭和小学校まで通っていたのですが、戦後、多くの人たちが子どもたちのために東中野に小学校が必要だ、ということで、当時小滝台地区の人たちと区役所の職員が九鬼男爵家に日参し、子どもたちのためにと何度も何度も頼み込んで、小学校に使うならと、泣く泣く安価で土地を譲っていただいたという経緯があります。それを、子どもが少ないからという理由で(実は近年横ばいで、他区の小学校に比べ決して遜色ない100名をゆうに超えた数だったにもかかわらず)、あっさり廃校に決めてしまったことに対する地域の行政への失望は、廃校の事実が目前に迫り、さまざまな不都合が明らかになるに従って、薄れるどころか、日増しに募っています。

住民にとって、この小学校がどれだけ大事なものだったのか、そのあとマイクを持った以前区内小学校の校長を務められた原田十徳先生が「「やはり、この小学校はこの地域には絶対に必要だったんですがね・。私達の小学校というエゴではなくこの地域の特殊性からみて必要だったからこそ、私たちも区になんとか考えを改めてもらえないかと働きかけましたが、届きませんでした。(区長たちを睨んで)3中は、何としても残さなくちゃいけません。小学校の二の舞にならないためにも地域 の皆さん力を合わせていきましょう。」と話し、拍手が沸き起こりました。その後、今年で26年の歴史を閉じるコーラス部が、子どもたちや会場とともに尋常小学校と今の小学校の校歌を大合唱したのですが、来賓席で聞いていた田中区長はどう感じていたのでしょうか。耳を塞いでいたのでしょうか。こうした声もそのうち下火になるだろうから、あと少しの辛抱だと思っているのでしょうか。

小学校の統廃合は、低年齢の児童が対象となるだけに通学距離と経路が最も重要な判断項目になります。その状況は年々重要度を増しており、通学距離が非合理なほど遠く危険な経路であるという統廃合計画は、行政の判断ミス、設計ミスを指摘されて当然です。東中野小学校の場合、地下高速の走る環状六号線と常に渋滞している早稲田通りという二本の幹線道路に囲まれ、新宿区との区境にある細長いしっぽのような地域を学区としているという特殊事情があります。この統廃合計画で新たに指定された学校との通学は距離の長さ、危険度の高さ両面から見て、非合理である、ということは多くの人が指摘しているところです。もともと、幹線道路の関係で狭い区域内の小規模校であることは、地域の人ならみな知っていることでした。そして小規模の良さを生かして、質の高い学校であると評判をとり、遠方から越境してくる子がいるほどの学校になれたのです。

それを、「適正規模」という、実は教育的には学術的にも実証的にも根拠の全くない、経営効率だけから見た「適正」で、判断されてしまったというのは本当に残念です。
「地域の声を聞く」ことを旨としているはずの田中大輔区長は、前述の九鬼男爵家の方がこの件で面会に行っても、会おうとしませんでした。

2006年6月に行われた第2回中野区議会定例会区長施政方針説明で、この区長は
「私は、区長に就任して以来、定期的に区民対話集会を開くなど区民との直接対話や区政への区民参加に努めてきましたが、今後も区からの情報発信と区民の声の受け止めにいっそう工夫をし、区政への関心を高めていきたいと考えています。」
と述べています。要するに、取り巻き連ばかりの少人数のお手盛り対話集会には顔を出すけれど、こちらから訴えに行くと「会わない」流儀だとお見受けしました。

ご自分の方針を貫き、約束通りきちんと区民の声を聞くことを丁寧にしていれば、こんなところで言われなくても済むのでしょうに。約束等なかったことにするのがお得意の区長さんですから、これぐらい、何かの遠吠え程度にしか受け止めないのかも知れませんが。

次の統廃合計画にかかっている他地域の方々、だいじょうぶですか。交換条件など当てにして、全て反古にされている地域がここにあるのです。教育委員会や文教委員会の傍聴、議事録などで監視していかないと、本当に地域をめちゃくちゃにされてしまいますよ。


b0143302_13151248.jpg校庭に集まった大勢の子どもたちやその家族。中には、統廃合がなければ東中野に入れたという人たちも家族で参加して楽しんでいる姿が見られました。b0143302_1318173.jpg









学童クラブの保護者主催の駄菓子屋。毎年子どもたちに大人気でしたが。。
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  by higashinakanosyo | 2008-10-19 14:03 | 最新ニュース

中野区の提示した「統合に伴う通学安全対策」

統合に伴う交通安全対策とはいかなるものか。12日の説明会に配布された資料には下記のような「対策」が記されていました。

(!)児童に対する安全指導の実施
    ・セーフティ教室や毎月の安全指導
    ・中野警察署に対して登下校時の安全指導を要請
(2)安全でなるべく短い距離で通うことのできる通学路の指定
    ・上高田中通りを通学路に指定
    ・昭和小の東門の利用を始める
(3)通学路の指定に伴う必要な道路設備等の整備 
    ・上高田中通りの歩道をグリーンに舗装
    ・青源寺交差点にガードパイプを設置
(4)山手通りの歩行者用信号の横断時間延長等要請 
    ・青信号の延長と残り時間表示の信号への変換を中野警察署に要請
(5)通学指導員の拡充
    ・統合後、当分の間重点的に配置
(6)山手通り横断施設設備の検討
    ・東京都等と協議、検討
(7)路線バスの利用
    ・校長の判断により自己負担で認める
(8)学童クラブ利用児童への対応
    ・東中野4・5丁目の児童を、一定期間山手通り横断を引率
(9)パトロールの強化
    ・一定期間、重点的に青色灯防犯パトロールカーで巡回
(10)「子ども110番の家」事業への支援
    ・保険料、ステッカー、マップ、マニュアル作成費用を20年度以降区が助成
(11)地域住民・各種団体への児童の見守り要請
    ・町会、商店街、友愛クラブ等への協力を要請し、安全確保に努める


以上です。一見、たくさんの安全対策を講じているかのように見えますが、中身は何もありません。

●未確定の策5件
要請中4件(警察の見守り、信号機の時間、子ども110番協力、地域の見守り)
計画中1件(山手通り横断施設設備)

11件中約半分の5件は、単なる要請あるいは検討中か、統合後一定期間のみの措置でしかないようです。通学安全対策と銘打って、まだ決まっていないことを載せるのも、無策を数でごまかそうとしているようにしか見えません。
反対運動はさんざん「遅い」「今さら」と言われ続けましたが、そのままお返ししたい言葉です。教育委員会は決定後3年間も、一体何をしてきたのか、と。

●<当面>の措置3件
当面の措置3件(安全指導員の重点配置、学童クラブ引率、パトロールカー巡回)

当面、あるいは一定期間の措置というのは一体いつまでかというと、連休明け、ということですから、これも噴飯ものです。1年生がたった1ヶ月で成長し、慣れるとでも思っているのでしょうか。しかも、交通指導員は、山手通りの交差点、駅の交差点などに一人ずつだそうですが、これのどこが拡充であり、重点配置なのでしょうか。しかも当分の間だとか。

●愚策2件
(危険な通りを通学路に指定)
(2)の上高田中通りを通学路に指定したとあるが、この通りは危険なので通学路に指定しなかった、といういわくつきの通りです。そこを、通学距離を縮めるために、通学路に指定したというのは驚きです。さすがに地元からも疑問の声が出ているそうですけど、、教育長さん、何かあったら責任取ってくれるのでしょうか?やはり、個別案件、ということでお逃げになるのでしょうね。

(危険な通学路の安全対策は。。)
上記の通学路の安全対策としては、(3)にあるように、グリーンのカラー舗装と、ガードパイプ設置とありますが、これは下記のような代物で、役に立つのかどうか。
まして、ガードパイプに至っては設置後2ヶ月で写真の通りぺちゃんこです。なんでも霊柩車にひかれたという、笑えないオチまでついています。

b0143302_039441.jpg教育委員会はこんなペンキに効果があると本気で考えているのでしょうか
b0143302_0392051.jpgあっという間にこのありさまです
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  by higashinakanosyo | 2008-07-21 01:01 | 最新ニュース

指定校変更手続き〜子ども不在のお役所仕事

7月12日土曜日、東中野小学校ランチルームで「中野昭和小学校・東中野小学校の統合に伴う就学手続きについて」という説明会が行われました。内容は、就学手続き、学校指定品の支給、通学安全対策の3点。

もともと無理な計画だっただけに、今回の手続きでも区の担当者が返答に窮する場面が何度も続くという有様。6月の区議会で決定されてほっとして、その後何もしていないのか相変わらず力の抜けた内容でした。

●指定校変更の承認の矛盾
おかしかったのは、「指定校変更」の個別相談と書類申請の2種の違いです。指定校である昭和小(統合後、白桜小)へは本来の指定区域以外からの申請であっても「書類申請」でオーケー。ところが、その他の小学校へ希望した場合は個別相談となります。

ここまでは結構です。問題は指定校変更の中野区の承認基準です。この基準の3に以下のような一行があります。

 「幹線道路・踏切りを回避するなど、通学の安全確保を配慮する必要がある場合」

・・・これには聞いていた多くの保護者が驚き、質問が集中しました。なぜかというと、東中野小学校から指定校である昭和小に行くためには「全員必ず」幹線道路(しかも山手通り)を渡らなければならないからです。つまり、完全に指定校変更の承認基準に適合する(すなわち変更理由が社会通念上当然だと認められる)ような無理な統合を決めておきながら、変更希望については「個別相談」の対象にするということになります。まったくもって著しく合理性を欠き、いかにも「お役所仕事」であるのは誰が見ても明らかです。

これについて集中砲火を浴びた区の職員は返答に窮していましたが、当然予測された質問であり、むしろ返答に窮したこと自体が驚きです。これまでこの東中野小学校の統合の説明会でさんざん質疑を繰り返してきた教育委員会ですから、もう少しましな回答を考えてくると思っていましたが、昨日の対応には改めて失望しました。いかに予習していないか、いい加減な準備であるかがよくわかります。こんなことを言っては申し訳ないですが、中野区教育委員会はことほどさように全てにおいて<ずさん>なのです。それを追求しない区議会はさらに機能停止状態なのですが、区長の言いなり集団なので仕方ありません。

●新宿区への越境について
ところで、東中野地域は新宿区に隣接しているため、区外への就学を希望する保護者も多く、「新宿区への越境の可能性について交渉してくれているのか。区境なのだから新宿区への通学を希望する家庭が多くなるのは予測された事態だろう。区として何らかの働きかけをしてくれるものと期待していたが」といういくつもの声が出ました。

それに対して、中野区は「新宿区とは全くそうした交渉をしていない。そんな先例もない」と平然と答えましたが、越境希望者が出ることについては、前述の通り統合計画の段階から十分予測できたことです。それを「考えていなかった」というのは、つくづく、怠慢なのか無気力なのか、能力欠如なのか、あるいは確信犯なのかわかりませんが、こんな人たちに区の教育を委ねていたのかと思うと、本当に呆れてしまいます。教育を考える人の頭がこれではどうにもなりません。彼らはまさに役人であり、教育を考える資格はありません。なにしろ、狭い区の枠内から出られない(出る気力がない)ほど、彼らの視野には子どもが不在なのです。

交通安全問題はさらに問題多しですが、それはまた次回ご報告します。
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  by higashinakanosyo | 2008-07-13 23:07 | 最新ニュース

東中野小学校廃校条例可決

東中野小学校の廃止がとうとう区議会本会議で可決されました。

以下は傍聴した保護者からのレポートです。
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反対)8
退席)2
賛成)過半数 
***************************************************************************
傍聴した保護者の一人は「自民党のベテラン議員達は無所属議員の反対討論にヤジをとばしており、品の悪さに呆れた」と報告しています。

今の中野区議会は、自民党と公明党で過半数を占めており、何かというと多数決で強行突破できる状態になっています。無所属系の議員が何か議会で意見を述べても、聞こうという態度ではなく、野次り倒して脅して組み伏せるような状況です。新人議員は与党の議員の嫌がらせが怖くて、ちょっとした反対意見を述べるのにも決死の覚悟だとか。

そんな体質の区議会が、教育を語る資格があるでしょうか。彼らが言うのは、少人数ではいい教育ができない。単学級ではクラス替えができないのでいじめ問題が解決できない、という非常に単純な、まったく現場を知らない素人の意見です。いじめはクラス替えさえできれば解消できると信じ込んでいます。

新人や無所属など違う意見や考え方の議員を議会で野次ったりにらんだりと、自分たち自身がまさにいじめを展開していることに気づいているのでしょうか。教育現場のいじめを語る資格など全くありません。いじめというのは、自分と違うものを認めないところから発します。多人数で粗雑に育った輩が、自分たちの受けた教育が多人数だったからそれでいいのだ、という、まったく筋違いなことをもっともらしく述べ立てる、実にお寒い状況です。

さて、ここで廃止条例が可決されてしまっという段階で、私たちはどうするか、現在検討中です。何かいいご意見があれば大歓迎です。
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  by higashinakanosyo | 2008-06-17 23:41 | 最新ニュース

文科省が統廃合を推進!???

学校統廃合について、文科省から35年ぶりに中教審に「具体的な検討」を要請した、という報道が毎日、朝日など各社を通じて発表されました。要は少子化で小中学生の数の減少が続いているにも関わらず(?)学校数があまり減っていないのは、経費削減的に見ればもったいない(?!)。ゆえに、中教審に命じて統廃合促進の道を作ろう、というわけです。教育の充実が理由のように書かれていますが、実は学校統合により少しでも予算削減を図りたい、という台所事情が透けて見えます。

下記は毎日jp http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080616k0000e040042000c.html

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学校統廃合:中教審に「具体的な検討」を要請 文科省

 少子化による小中学校の小規模化に歯止めをかけるため、文部科学省は16日、統廃合の促進などについて具体的に検討するよう、中央教育審議会の分科会に要請した。中教審で統廃合促進の方針が固まれば、公立学校の規模について国の基準が35年ぶりに見直されることになる。

 小中学生の数は減り続けているが、公立学校数の減少ペースはそれを下回り、児童・生徒数や学級数の少ない学校が増えている。文科省は「教育上、学校にある程度の規模は必要。適正規模を改めて検討する必要がある」と判断し、検討を求めることにした。

 学校統廃合を巡っては、旧文部省が1958年、「1校12~18学級」という基準を示した。しかし、無理な統合が問題となり、73年にこの基準を下回る小規模校も容認する通知を出していた。【加藤隆寛】

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  by higashinakanosyo | 2008-06-16 23:09 | 最新ニュース

明日(17日)午後、本会議で採決?!

東中野小学校の廃校が、明日の中野区議会の議題に上っています。私たちは廃校についての見直しを要望した陳情書を提出しましたが、本会議での議題であることを理由に、門前払いでした。明日、17日火曜日、中野区役所で午後から審議にかかるそうですので、学校統廃合に関心のある方はぜひ、傍聴していただきたいと思います。(私は仕事でどうしてもいけませんが、東中野小学校の保護者たちは傍聴に行きます)

ところで、この学校統廃合に関しては、各会派の議員たちは、それぞれ同情的なことを言う人はいるものの、結果的には党の決定を優先させるそうで、情けないことです。中野区議会は、どうしても十カ年計画を実行したいみたいです。十カ年計画がそんなに立派で素晴らしいものなのかどうかの検証は別として、とにかく、「決まったことだから。党で決めたことだから」と、役所と区議が口を揃えて同じことを言います。区政はもっと地元密着なものであるはずなのに、郵便局民営化と同じようなロジックで党の決定を優先させるというのはおかしいですね。

最近の中野区で採決された案件は、ほとんど区長案ばかりが賛成多数(つまり、自民、公明、民主 Vs. 共産、無所属)のような図式で決まっているようですが、これもおかしいことです。こんな区政が正常に働くとは思えません。教育委員会も、全ての議案が全員一致で粛々と決まって行く、という気持ちの悪い状況です。

これは全て田中区長になってからのようです。中野区は学校統廃合に関して2000年に中野区立学校適正規模適正配置審議会」により「小規模校を統廃合し望ましい学校規模を確保しなければならない緊急性は見当たらないといえる」と、実にしっかりしたいい内容の答申を出していたにもかかわらず、2003年、田中区政に変わり、これを都内でも際立ってレベルの低い内容にかえてしまいました。
内容として驚くのは、小学校の適正規模として18学級で児童数600人という、非現実的な数字です。この少子化の世の中、学校の規模は小規模化の方向にあるのに、「集団教育の良さ」の一点張りで統廃合を押し進めるこの統廃合には、本当に納得できません。賛成派の議員は、統合する理由として「単学級」が問題だ、と口を揃えて言いますが、いわく、クラス替えがない。教師数の配置が少なく活動が制限される、昔自分たちも大人数クラスだったが、それが社会性を育んでくれてよかった、という程度のもの。(まるで自分が立派に育ったと言いたげで笑えます)
クラス替えがあってもいじめの解決にならないことはすでに多く報告されていることで、教師数の配置を言うのであれば、今の40人学級を世界先進国並みに20人にして、副学級にすればいいでしょう。あくまで経済的な問題でないと言い張るのですから、それぐらい考えられるはず。

ともかく、ずさんきわまりない、この計画を中野区議会がどう採決するか。区議会のレベルが問われる瞬間ですが、おそらく今の構成ではあまり期待できそうにありません。
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  by higashinakanosyo | 2008-06-16 09:30 | 最新ニュース

越境不可!

早稲田通りを渡るともう新宿区、というロケーションの東中野地域では、東中野小学校が廃校になった場合、全体の約半数にものぼる家庭が新宿の落合第二小学校への越境を希望しています。(それだけで、この計画は破綻しているも同然です)。

この統合計画が発表された3年前、すでに越境についても多くの問い合わせがあったため、区としては柔軟に対処すると約束していました。もちろん相手あってのことですが、区として統合の際の公約の一つに掲げていたことは事実です。

そして今日、新宿区立落合第二小学校の学校公開において行われた説明会で、「越境を受け付けない」という表明がありました。

●編入を受け付けない理由として
落合第二小学校の上限学級数は9クラス。現在、1年生2学級(53人)、2年生2学級(39人)、3年生1学級(37人)、4年生1学級(30人)、5年生2学級(44人)、6年生1学級(36人)となっている。しかし、これ以上学級数を増やすと少人数教育室等をつぶす工事が必要になる。他区(中野区)の児童増加のためにそれを行うことはしないとのこと。
また、来春新宿区内で落合第二小通学区域内に居住している児童は51人と予測。1年生が2学級となるので他学年の学級数を減らさないと上限学級数を守れない。東中野小学校の児童が編入する余地がない。
なお、住所が中野区にある場合は学童クラブへの入所は受け付けられない。

●これまでの越境希望者にはどうしていたか?
新宿区では、区域外就学の基準を定めている。この基準によると、東中野小学校が閉校になった後は指定校である中野昭和小学校より落合第二小学校の方が圧倒的に近距離であるため、越境申請することはできる。しかし、「申請はできるが許可は別問題(それぞれの学校側の事情による)」(新宿区教育委員会窓口)。落合第二小学校の事情は上記の通りなので、新一年生は越境入学を許可される可能性がありますがそれ以上の学年の編入はできない、とのこと。

これを知ったら東中野小学校の多くの保護者は激怒することでしょう。なぜなら、昭和小学校まではとても危険で通わせられないと思っているからこそ、統合となれば「落二」と決めていたのです。
中野区の当初の公約「越境にも柔軟に対処する」とあるからには、何か水面下で約束でも取り付けるのかと思っていた期待は、またも見事に裏切られたわけです。中野区教育委員会というところは、どこまで私たちを裏切り続けるつもりなのか。どこまで不誠実かつ怠慢なのか!

ちなみに、新宿区も実のところ建前的には上記のような理由を説明していますが、中野区のひどい統廃合計画のために、新宿区がそのつけを払うようなことなどできない、というのが本音だとか。そりゃそうでしょうね。
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  by higashinakanosyo | 2008-06-14 01:00 | 最新ニュース

中野区の陳情採択率

今日は日曜日の例会、ということで「東中野に小学校を残す会」のメンバーはもとより、その他地域の方、区内他地域の方など多くの方が参加してくださり、おかげさまで一気に拡大の方向に向かいつつあります。

ところで、今の中野区の問題は数限りなくありますが、現状に不満を持った区民が陳情書を提出しても、実はほとんどが不採択となっていることを多くの中野区民は知らずにいます。いかにその採択率が低いかというと、今年に入ってから陳情書25件中まともな採択はわずか1件のみ。昨年は33件の陳情に対して、やはり1件のみという驚異的な低さです。

なぜこんなことがおこっているのかというと、中野区議会では「議案審議を陳情書の審議よりも先に行う」という妙なルールがあるからなのだとか。住民から「その議案は困る」という陳情書が出ても、議案が先に可決されてしまえば陳情書は不採択になってしまいます。

事実、私達は中野区が作ろうとしている条例によって被害をうけるため、計画見直しの陳情書を出しましたが、このルールに基づいて「条例審議が優先だから陳情書は見なす不採択」といってはねられてしまいました。
 
今の中野区は、まともな区民の声が反映されないように、実に巧妙に、区民が気づかないうちにどんどんとおかしなルールや条例の改変を行っています。普通の人が聞いたら耳を疑うような、実に信じられないようなものなので、実際のところその話をすると大抵「うそでしょ」という反応が帰ってきます。私たちもこうして活動に携わるまでは区政に信頼を置いていましたので、本当に驚いています。
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  by higashinakanosyo | 2008-06-09 02:53 | 最新ニュース

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